きみは夜の精のように美しいよ。いや、なんでもない。会って間もないきみに、こんなことを口にするべきではなかったね。いいから忘れてくれないか...


夜の精


 ルーシー・ゴードン著「ガラスの花嫁」の中に出てくる言葉です。が、ジャズ・バーのカウンターで一人で音楽を聴いていると身体をくっつけるように座って名前を尋ねる男性が少なからず居ます。


 名前を尋ねられて、ぶっきらぼうに名前だけを応えて無言でわたいが相手を見つめているとハーレクインで読んだようなセリフが返ってきます。
 わたしはあったばかりで相手の男性のことは何も分からないので、どういう話題をしてくれるのかを待っているだけのことなのに...寂しくなる。

 そして、会話は続かないままわたしはまた音楽を黙って聴いている。


 わたしに声をかける時に男性たちはどう思い描いて身体を寄せてくるのでしょう。せっかくの表現も先が続かないのは、本当にスマートではないと思います。何かから学んでくるのでしょうね。言葉だけで表情や、わたしが反応を示さないでいると次にアクションが行かないのはマニュアルを元に行動を決めているように見受けられます。
 見た感じで、決めているのでしょう。
 それが重なるから、わたしも無言の反応で焦らしているような形になってしまっている。

 忘れてくれ、と言われてわたしが話し始めると思っているのかも知れません。




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