NHK BSのアカデミー賞受賞作品特集。午後一時からは、1950年の映画「イヴの総て All About Eve」が放送されていました。 映画が始まる前に、EVE A錠を飲んだところだったので何を放送するのか分からないでBS2にチャンネルを変えて、あらっという感じでした。

 

片田舎から女優志願で出てきたイヴ(アン・バクスター)が、ブロードウェイで大女優のマーゴ(ベティ・デイヴィス)の付き人になったことをきっかけにスターに上り詰める。大女優の周りには評論家や業界の力を持っている人たちがいっぱい居るから、その世界に臆せずに挑んでいったイヴにわたしは憧れを感じます。 イヴはマーゴを利用したのではなくて、それだけのチャンスを逃さない才と実力があるんですものね。 人に出来る事なんて、誰も違うものではありません。 ラストのカットで、三面鏡の無数のイヴの姿が映っているだけれどもイヴの後にもたくさんのイヴが居るんですよね。笑顔に間にためらいの表情を見せるんだけれども、負けないで頑張ってと声をかけたい。

 

映像としてはブロードウェイを散歩しているシーンで、クロマキーが使われていました。 最近の日本ドラマでは、街中での撮影も珍しくないのにと面白かった。 撮影技術の都合もあったのでしょうけれども、当時はスターの顔はとても知られていたのでしょうね。

 

そしてこの「イヴの総て」には、1曲だけ歌を歌うシーンにマリリン・モンローが出演しています。数年後には今では誰もが知っている女優以上の存在になっているのですから、映画の内容を重ね合わせると考え深いことばかり。 ベティ・デイヴィスは大女優なのだけれども、ロックのヒット曲で名前は覚えているだろうけれども姿はどれほどの人が思い出せるかしらね。


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