通信はライフライン

熊本地震発生直後、自宅一階で壁とベッドの間に挟まれて死を覚悟した男性は、二階で寝ていた孫娘がツイッターに助けを求めたことで、一時間半後に消防団に助けだされて無事だった。その少女の発信は550人の友だちが読んでいて、一気に拡散され、中には駆けつけたフォロワーも居て消防団へ倒壊した家の状況が寄せられたことが幸いした。

一方、倒壊した家から出ることが出来ないおばあちゃんが居た。自宅から出られないようで、携帯電話で家族に不安を伝えてきた。「こわいよ、こわいよ」と、それだけで要領を得ず、遠くに住んでいる孫娘はFacebookで助けを訴えた。しかし、いい加減なことは言うなよ、と彼女は窘められる。11時間後消防署が到着した時に、おばあちゃんの息はなかった。 続きを読む