1960年にウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団が、初めての日本ツアーを行った際、途中テヘランに立ち寄ってイランの音楽ファンのために演奏会を開いた時のことである。
そのプログラムの中にシューベルトの「死と乙女」があった。
夕方、楽屋に入ってプログラムを見た時、彼らはとんでもないことに目を疑った。そこには「シューベルト作曲、弦楽四重奏曲ニ短調『死と女中』遺作」と印刷されていたからである。 
のちに判明したところでは、カイロのオーストリア大使館のいたずら者が、電話でプログラムを知らせた時にシャレを言ったつもりであったのを、テヘランで電話を受けた女性が真に受けてしまったというのであった。音楽に疎い女性もいるのだ。
※補足を必要とするところはコメントで対応します。

通販サイトで毎日入荷、販売しています。

✿わたしの出演作品もあります✿