熊本

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ポータルを見て回っていたら、ケロピさんのブログ「ケロピの鹿児島までひとっ飛び」で良い写真を見つけました。

今では熊本の食品とも言っても良いでしょう、「アベックラーメン」という商品名の、棒ラーメンです。長年1種類だったのですけど、数年前に味噌味、とんこつ味が加わりました。熊本人にはあまりにも日常的で、こういう形ででも取り上げられていると嬉しくなってお節介にも何か説明したくなります。

アベックという表現が懐かしい、2人で食べる分量だと言うことをイメージしたネーミングです。今では古風な表現ですね。どういう意味って他県からのお客様に尋ねられるので、話題に出来るのでこれからも「アベックラーメン」の名前のままでいて欲しいです。アベックラーメンが初めて発売されたのは昭和35年のこと。その頃は恋人同士をアベックと表現していました。作られた時代には最新の言葉だったわけです。子どもだったわたしには、“ラバー”というイメージを伏せておきたかったのか“外国語で2つという意味です”と母に、教えて頂きました。


うどんから年越しそばまで、五木の麺には小さい頃から親しんできました。ラーメンを食べつけたのも、この「アベックラーメン」が最初でした。
2人用とはなっていますけれども、あくまでも目安。必要に応じて加減が出来るのが良いところ。それに長いままではなくて、2つぐらいに折ると食べやすくもなります。
スープはアルミ製で、スープは半生の状態です。それもお味噌のように練れたものではなくて粒状のものが多く混ざっていますので、スープの出し方が慣れがいるでしょう。
わたしもよく失敗していました。別の器にいったん出してからくわえるようにしましょう。
段取りが悪いと麺が直ぐに吹きこぼれます。お鍋は深い方が安心です。

2食分であることから、袋麺を2つ買うよりも熊本では安く購入出来る食品です。正し乾物ですが保管に気をつけて下さい。スープの変質が早く長期保存には向きません。

タイトルほど裏技と言えるほどではありませんでしたね。
ラーメン店で食べるものとは違って、家庭のラーメンです。
機会がある折にはぜひ、お味見をして下さい。