熊本県含む九州北部が梅雨明け
気象庁は4日、熊本県を含む九州北部、中国、北陸の各地方が梅雨明けしたとみられると発表。九州北部と中国地方は統計を取り始めた1951年以降、最も遅い。
やっと梅雨が明けたのね、、、、
梅雨明けのニュースを聞いたばかりというのに、つれない。
ニュースが届いた30分もしないうちに、雷がゴロゴロ、ゴロゴロと鳴って、ザーッと激しく降られてしまいました。
辺りも暗くなってしまって、長く続くのかと心細かったけれども、30分ほどで止んで、今では蝉も虫も鳴いています。
以前に海に行ったときのことを思いだしてしまいました。
喜んで海に行ったものの、到着して水着に着替えたとたんにゴロゴロと雷の音がしたかと思えば、雨に降られて嫌々引き返すことになりました。雷さんがおヘソを取るからと、渋々。それが引き上げた帰り道に天気になった時の事を思い出しました。
すっきりとしないで、何ともやるせない。つれない夏空です。
やるせない思いを歌っているのが、チレアの《アルルの女》。
ビゼーの劇音楽の方が有名な、ドーデの戯曲です。
切ない思いを歌うのは、お金持ちの息子フレデリ。
フレデリには許嫁がありましたが、隣町に遊びに来ている少女に恋心を持ちます。それが名前もわからないアルルの女。
フレデリに許嫁のヴィヴェットは、アルルの女のことを忘れさせようと身を尽くします。それでも目の前のヴィヴェットの美しさをフレデリは見つめることはありませんでした。
フレデリの母親は、アルルの女との結婚を許します。その話しを知る所になった、ヴィヴェットも従います。
すると、
フレデリの目が覚めたのか、ヴィヴェットとの結婚を決意。婚礼の準備は進んでいきます。
フレデリとヴィヴェットの結婚式が華やかに行われています。
賑わっている婚礼の場に、隣町から祝いに来ていた者からアルルの女のことについて知らせが入ります。
アルルの女が牧童と一緒に、街を出て行ったというのです。
駆け落ちですね。モーツァルトの《フィガロの結婚》でも表現されているように、当時は許しのない結婚は出来ませんでした。
アルルの女の相手が、牧童だと知ったフレデリは己を失います。
祝いの踊りがたけなわは中、機織り小屋の最上階からフレデリは身を躍らせるのです。
歌っているのは、アルベルト・クピード。
アリーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団の演奏。